
宿泊体験!ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール、改装して綺麗に、世界のリッツの中で一番安く泊まれるのがココ。
リッツ・カールトンホテルと言えば、ホテルの中でも最高級で、安い部屋でも1泊5万円〜というイメージがありますが、マレーシアのKLにある「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」は世界中にあるリッツ・カールトンの中で「一番安く泊まれるリッツ」と言われています。
時期にもよると思いますが、安い部屋だと1万円台後半から泊まることができます。
なので、他国でリッツ・カールトンホテルに手が出なかった人でも、クアラルンプールならチャレンジできると思います。
といっても、ホテルとしてのランクが落ちるワケではありません。
僕は2015年末にこのホテルに宿泊したのですが、ちょっと前にオバマ大統領が宿泊したとスタッフさんから聞きました。
米大統領が宿泊するほど、格式のあるホテルということです。
場所・地図
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」はクアラルンプールで一番賑やかな繁華街「ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)」エリアにあり、高級ショッピングモール「パビリオン(Pavilion)」にも歩いてすぐ行ける立地にあります。
パビリオン(Pavilion)以外にもショッピングモールが多いエリアなので、買い物に便利な立地にあるホテルです。
外観
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」は1997年12月に開業したので、2017年12月でちょうど開業20年になるホテルです。
大通り沿いの歩道にはヤシの木が植えてあります。
エントランスは大通りからちょっと中に入ったところにあります。
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」は2015年4月から客室を改装し、2016年3月に全体のリノベーションが完成しました。
僕が宿泊した2015年末はまだリニューアルの最中で、おそらく、この写真にある2階と3階の緑の窓枠は今はないと思われます。
今回の全面リニューアルに伴い、シンガポールのリッツカールトンと同様にクラブフロアとクラブラウンジが新設されたそうです。
クラブラウンジはクラブフロアにある部屋に泊まった人だけが利用できるラウンジで、プライバシーが保たれ、快適に過ごすことができます。その代わり、一般の部屋よりも少し高額な価格設定になっています。
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」は左右2棟に分かれていますが、左側(大通り側)が普通の部屋が入っている棟で、右側がスイートルームが入っている棟とスタッフさんに聞きました。
僕は左側の普通の部屋に宿泊しましたが、オバマ大統領は当然、右側のスイートルームに泊まったんでしょうね。
2つの棟は1st Floor(日本でいう2階)の廊下で行き来できます。
エントランス・ロビー・レセプション(受付)
左側(大通り沿い)の棟のエントランスからホテルに入ります。
このロビーはおそらくリニューアル前だと思われます。
入った瞬間に歴史というか、古さを感じました。
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」には日本人スタッフもいるので日本語が通じますが、僕が滞在していた時は午前10時から出勤でした。
絵も額縁もヨーロッパの美術館にありそうな佇まいです。
僕が宿泊した後にリニューアルされていたら、このロビーはこの写真とは違った雰囲気になっていると思います。
もしくは、リニューアルは客室だけで、ロビーはリニューアルしていない可能性もありますが。
2階へはエレベーターだけでなく、階段でも移動できます。
デラックスルームを事前に予約したが・・・
僕は「デラックスルーム ツインサイズベッド 2台(朝食あり)」という部屋を事前に予約していたのですが、前日まで宿泊していた「グランド ハイアット クアラルンプール(Grand Hyatt Kuala Lumpur)」の部屋と比べて狭くて圧迫感を感じましたし、全体的に物足りなさも感じました。
窓から見える景色もイマイチです。。改装のせいか、ロープとか垂れていますし。
宿泊料金は2泊で49,480円(税およびサービス料込み)なので、1泊だと24,740円です。
客室内の改装は終わっていたそうですが、この部屋の広さは40㎡で窓も小さいので、圧迫感を感じざるを得ませんでした。
そこで、「ワンランク上のグレードの部屋は空いていますか?」とスタッフさんに尋ねたところ「エグゼクティブルーム」に案内してもらいました。
エグゼクティブルームにアップグレード
「エグゼクティブルーム」に入った瞬間、「こっちの方がいい」と思いました。
「デラックスルーム(40㎡)」よりも部屋の広さも45㎡と大きいですし、窓が大きいので部屋が明るいですし、ソファもくつろげそうです。
とにかく、圧迫感がないのがいいですね。
今回見た2つの部屋は、2015年の夏以降にリニューアルしたそうです。
数ヶ月前にリニューアルしたばかりということで室内はすごくきれいでした。
僕はスタッフさんに「エグゼクティブルーム」にアップグレードしたいと伝えました。
アップグレード料金は1泊につき「部屋のアップグレード」が135リンギット、「サービスチャージ」が22.41リンギットで、合計157.41リンギットでした。
2泊したので314.82リンギット(日本円で9,419円)の追加です。
「デラックスルーム」が2泊で49,480円(税およびサービス料込み)、「エグゼクティブルーム」のアップグレードが2泊で9,419円の追加なので、合計で58,899円となります。
2泊で58,899円なので、「エグゼクティブルーム」の1泊の料金は29,449円になります。(デラックスルームは1泊24,740円)
1泊につき4,709円の追加でワンランク上の部屋に泊まれるのですから、迷わずアップグレードすることにしました。
ソファとクッションを見た時、この組み合わせはセンスいいなと思いました。
デスクもあるので、ここでパソコン作業ができます。
テレビやネスプレッソのコーヒーマシンもあります。
テレビのチャンネル表を見ると、ホテルの客層が見えてきます。
「Al Jazeera」「Dubai Sports」「Abu Dhabi」「Qatar TV」といった番組があるので、欧米系やアジア系だけでなく、中東系の宿泊客も多いと思われます。
海外のホテルに泊まった時の楽しみの1つとして、日本で見ることができない番組を見ることがあります。
テレビに下に冷蔵庫や食器、ミネラルウォーターなどが入ってます。
冷蔵庫の中にはビール、炭酸飲料、ジュース、エナジードリンクなどが入っています。
ベッドサイドにある時計の秒針がチクタクと音が鳴るので、寝る時にちょっと気になりました。
窓から見える景色です。周囲の建物との囲まれ感はありますが、「デラックスルーム」よりは眺めがいいです。
17階からの景色です。
公園とプールが見えますが、これは「ウェスティン・クアラルンプール・ホテル」です。ここにも泊まってみたいですね。
部屋の入口付近にウォーキングクローゼットとバスルームがあります。
ウォーキングクローゼット内には引き出しやお化粧台と・・・
セキュリティーボックスやアイロンなどがあります。
バスルームは白で統一されていて、清潔感と高級感を感じました。
リッツのロゴマークが入っているタオルがカッコイイですね。
床も壁も大理石なので高級感がすごいです。しかも、バスルーム内にテレビも付いています。
シャワーとトイレもバスルーム内にあります。
朝食
通常、普通ランクの部屋が入っている棟とスイートルームが入っている棟では、朝食を食べる場所も違うそうなのですが、僕の滞在中は工事中だったようで、スイートルームが入っている棟のダイニングで朝食をとることになりました。
「THE COBALT ROOM」というダイニングです。豪華な空間で朝食が食べられてラッキーです。
いやぁ〜、これは太ってもしょうがない・・・。
廊下・エレベーター
廊下もすごくきれいだったので、改装されたんだと思います。
壁のブラウンの色合いが絶妙だと思いましたね。
エレベーターホールもいい感じ。
天井の照明から出る光が、天井や壁にテクスチャーを作っていて素敵だなと思いました。
エレベーター内は歴史を感じます。エレベーターの改装って難しそうですね。改装中はエレベーターが使えなくなりますから、宿泊客が寝ている深夜にやるしかないです。
また、マレーシアはイギリスの植民地だったので、フロアの表示がイギリス式になっています。
- 1階:GROUND FLOOR(ロビーラウンジ、パソコンルーム)
- 2階:1ST FLOOR(ミーティングルーム、会議場、スターヒル・ギャラリーへ連結)
- 3階:2ND FLOOR(中華レストラン「麗苑」、会議場)
- 5階:4TH FLOOR(SPA、ヘルスクラブ、ジム、プール)
イギリスの場合、「1階 = GROUND FLOOR」なので「2階 = 1ST FLOOR」となるのですが、これは日本人には違和感ありますよね。。
過去にイギリスの植民地だった国は、フロアの表示がイギリス式になっていることが多いです。
4TH FLOOR(5階)の共有施設 〜 ジム、ヘルスクラブ、プール
4TH FLOOR(5階)にはジムがあります。設備は充実している感じでした。
同じく、4TH FLOOR(5階)にはHEALTH CLUB(ヘルスクラブ)とプールがあります。ここが入口です。
HEALTH CLUB(ヘルスクラブ)です。食べ物や飲み物は注文できませんが、雑誌を読んだり、友達や家族とおしゃべりしたりとゆっくりできる空間です。
HEALTH CLUB(ヘルスクラブ)から外に出るとプールがあります。
「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」のプールは意外とこじんまりとしていましたね。
夜はこんな感じ。「もうちょっと、豪華な感じでもいいのでは?」と思ってしまいました・・・。
普通の部屋がある棟からスイートルームがある棟へ移動
僕が宿泊した棟からスイートルームがある棟へは、1ST FLOOR(2階)の廊下から移動します。
ここまでは、おそらく改装していないと思われます。この廊下を奥まで歩いていくと・・・
一気に雰囲気が変わる廊下に出ます。すごくきれいなので、ここからは改装済みだと思います。
この廊下を奥まで進むと、スイートルームがある棟へ行くことができます。
スイートルームがある棟へ来ました。
置いてある家具類も新品って感じでした。
エスカレーターでGROUND FLOOR(1階)まで降りると、「THE PATISSERIE」というダイニングがあります。
お茶しながらケーキやスイーツといった軽食を食べられます。
そして、「THE PATISSERIE」の奥には、朝食を食べた「THE COBALT ROOM」というダイニングがあります。
高級ショッピングモール「スターヒル・ギャラリー(STARHILL GALLERY)」に直結
1ST FLOOR(2階)に戻って、さらに奥に進むと高級そうな家具が。家具のショールームみたいです。
さらに、奥に進むと・・・
ショッピングモールの「スターヒル・ギャラリー(Starhill Gallery)」に出ます。
雨が降っていても、「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」に宿泊していれば、濡れずに「スターヒル・ギャラリー(Starhill Gallery)」まで行き、食事したり買い物したりすることができます。
もう一度泊まりたい?
正直なところ、スイートルームがある棟だったら、もう一度泊まりたいと思います。
というのも、今回、けっこうトラブルがありました。。
- 体重計が故障していた
- 冷蔵庫のドアが壊れていた
- バスルームにあるテレビの電源がつかなかった
- バスルームにあるコンセントが1つ故障していた
- バスルームに床にコーヒーをこぼした後があった
- ビール飲んだら翌日補充してなかった
バスルームに関しては、「直しておいて下さい」と伝えたのに、翌日、直ってなかったり・・・。
改装中でスタッフさんも忙しかったのかもしれませんが・・・。
ただ、色々と故障していたお詫びか、翌日、部屋にデザートが届いていました。
こういった気遣いは、5つ星ホテルらしいですね。
ただ、全体的にスタッフさんのレベルが少し低く感じたのも事実です。
なんとなく、新人研修の場みたいな印象を受けました。実際、若いスタッフさんが多かったです。
日本人のスタッフさんはすごく頑張っていましたが、外国人のスタッフさんがゆるい感じがしましたね。ホテルマンらしくカチっとしていないというか。
ただ、「ザ・リッツ・カールトン クアラルンプール(The Ritz-Carlton Kuala Lumpur)」は左右の棟で別のホテルのようにも感じました。
実際、ホテル予約サイトの写真を見ると、僕が泊まった時とは雰囲気が違う写真が多いです。
左右の棟では、エントランスもチェックインするロビーも違うようなので、今度はスイートルームが入っている方の棟に泊まりたいですね。
どんな人に向いている?
やはり、価格の優位性はあるので、「憧れのリッツカールトンホテルに泊まりたかったけど、金銭的に手が届かなくて諦めていた・・・」という人は、他国のリッツカールトンホテルよりもお手頃価格で宿泊できるので、選択肢の1つになると思います。
ただ、すでに他国でリッツカールトンホテルに宿泊していて、そのサービスの良さに感激したことがある人なら、スイートルームや新設されたクラブルームの部屋を選んだ方がいいかもしれません。
スイートルームでも1泊5万円前後で宿泊できるので。
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