フィリピンのウォール街・マカティの「アヤラ通り」に建つ高層タワーオフィスビル群

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フィリピンの首都はメトロ・マニラ(通称マニラ)ですが、マニラは17の行政区で構成されています。

その中で一番のビジネス街は「マカティ(Makati)」で、国内の企業だけでなく、海外企業のフィリピンの拠点としてここにオフィスを構えている多国籍企業も多いです。

特に、アヤラ通り(Ayala Ave.)沿いには高層タワーのオフィスビルが多く集まっており、金融機関が多いので「フィリピンのウォール街」と呼ばれています。

日本でたとえるなら、東京の「丸の内」や「大手町」のような感じの雰囲気です。

この写真だけ見たら、ニューヨークと思う人もいるかもしれません。

高層ビルばかりなので、日中に歩道を歩いていても陽が当たりません。

「陽が当たらない」と言うとマイナスに感じるかもしれませんが、フィリピンは1年中夏で蒸し暑いので、日陰がすごくありがたく感じます。

アヤラ通り(Ayala Ave.)です。この通りをまっすぐ奥に歩いていきます。

右側にちょっと見えるのが「Makati Stock Exchange(フィリピン証券取引所)」で、左側にちょっと見えるガラス張りのビルが「Tower One Philippine Exchange Plaza」です。

この門をくぐると、「Ayala Triangle Gardens(アヤラ・トライアングル・ガーデンズ)」という公園方面に行けます。

門には「AYALA TRIANGLE PHILIPPINE STOCK EXCHANGE PLAZA」と書いてあります。

この高層タワーは「PBCom Tower(52階建て/高さ259メートル)」というオフィスビルで、2016年まではフィリピンで一番高い高層ビルでした。

2017年にボニファシオ・グローバルシティに建設中の「Federal Land Tower(66階建て/高さ318メートル)に抜かれて、フィリピンで2番目に高いビルになりました。

「Federal Land Tower」の中には2018年にグランドハイアットホテルが開業予定なので、こちらも楽しみです。

「Makati Sky Plaza」というビルの中には、JALや伊藤忠商事、ワコール、鹿島建設、JCB、マンダム、スターツといった日本企業のオフィスが入っています。

角に建つ個性的な外観の低層ビルは、三菱東京UFJ銀行と業務提携している「Security Bank(セキュリティバンク)」というフィリピンの銀行です。

右側の斜めのラインが入った高層ビルは「LKG Tower(39階建て/高さ180.1メートル)」というオフィスビルです。

左のガラス張りのビルは「G.T. International Tower(48階建て/高さ217メートル)」です。

個人的には、アヤラ通り(Ayala Ave.)沿いのビルの中ではデザインが一番好きですね。

「Metrobank(メトロバンク)」というフィリピンの銀行が入っています。

「BPI-Philam Life Makati(32階建て)」というAyala Landが所有するビルのようで、以前は「AYARA LIFE FGU CENTER」という名前だったようです。

外観はガラスとアルミニウムと石で作られているようで、独特の風合いが出ています。

「G.T. International Tower」と「「BPI-Philam Life Makati」の並びです。

下の変わった形をした建物は、アヤラと同様にフィリピンの財閥の1つであるユーチェンコ財閥が運営する博物館「Yuchengco Museum(ユーチェンコ・ミュージアム)」です。

その後ろにそびえ立つ2棟タワーは左が「RCBC Plaza Yuchengco Tower(192メートル)」で、右が「RCBC Plaza Tower 2(170メートル)」で、どちらも複合オフィスタワーのようです。

こんな感じで、フィリピンのウォール街「アヤラ通り(Ayala Ave.)」は、個性的なデザインの高層タワービルがたくさん建っているので、高層タワー好きな人は楽しめる通りです。

マカティにはオフィスがすごく多いですが、家賃も高いので、フィリピン人でこのエリアに住める人は限られているそうです。

一般的なフィリピン人は、もっと家賃が安いところに住んでマカティに通勤してくるので、通勤時間は交通渋滞がひどくなります。

中には、数人でマカティに部屋を借りて、シェアしながら住んでいる人もいるそうです。

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