
マリーナ・ベイ駅からマーライオンまでマリーナ・ベイ周辺を歩いてみた
今回、シンガポールでは「ザ・リッツ・カールトン ミレニア シンガポール」に宿泊したのですが、部屋から見えるマリーナ・ベイのビューがすごくきれいでした。
よく見てみると、マリーナ・ベイの周辺は歩けるようになっているんですよね。
そこで、MRT(電車)の「マリーナ・ベイ駅」から「マーライオン」まで歩いてみることにしました。
ちなみに、この日は2015年12月1日です。日本では真冬のクリスマスシーズンですが、シンガポールは気温30度超えでした。
コースとしては上の写真の赤いラインような感じです。ゴールのマーライオンはこの写真ではほとんど見えませんが。
かなりの距離に見えるかもしれませんが、普通に歩いたら30〜40分でマーライオンまでたどり着けると思います。
僕は撮影しながら歩いていたので、90分ほどで着きました。
ちなみに、マーライオンに一番近い駅はラッフルズ・プレイス駅なので、マーライオンだけが目当ての人はラッフルズ・プレイス駅で降りた方がいいです。
マリーナ・ベイの歴史
まずは、マリーナ・ベイの歴史をざっくり見てみましょう。
シンガポールは面積が東京23区と同じくらいと狭かったので、土地を有効活用する必要がありました。
そこで、都市再開発庁(URA: Urban Redevelopment Authority)が1974年に設立されます。
今ではたくさんの高層ビルやホテル、エンターテイメント施設が隣接するマリーナエリアですが、実は土地の多くは埋め立て地です。
都市国家として成長するために、1969年に360ヘクタール(東京ドーム約77個分)の土地を作る埋め立て計画が始まり、70〜80年代に埋め立て作業がどんどん進み、1992年に埋め立てが完成しました。
1977年のマリーナ・ベイです。奥の白い敷地が2010年にオープンしたホテル「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」が建つところだと思います。
こちらも1977年のマリーナ・ベイ。現在、「パン・パシフィック(Pan Pacific)」「マンダリンオリエンタル(Mandarin Oriental)」「リッツ・カールトン(Ritz-Carlton)」などのホテルが建っているエリアも埋め立て地だったようです。
1985年にマリーナ・ベイで最初のホテル「マリーナ・マンダリン(Marina Mandarin)」がオープンし、1987年にはすぐそばに「パン・パシフィック(Pan Pacific)」と「マンダリンオリエンタル(Mandarin Oriental)」もオープンしました。
現在、「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」や「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」があるマリーナ・サウスの1987年当時の写真です。
2003年には上の写真のようなマリーナ・ベイのマスタープランが発表されました。
これを見ると、この時点では「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」の計画はなかったようですね。
2004年のマリーナ・ベイ。「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」も「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」もまだありません。
単に、埋め立てた土地に芝生や木が生えているだけですね。
こんな感じで、無から有を作るようなノリで開発が進み、今では世界を代表する観光地としての地位を獲得しています。
さらに、隣接するオフィス街「シェントン・ウェイ」は、ニューヨークやロンドンに匹敵するアジアの金融センターとなっています。
マリーナ・ベイ駅からマーライオンまでマリーナ・ベイ周辺を歩く
歴史をざっくり勉強した上で、さっそくマリーナ・ベイ周辺を歩いてみたいと思います。
MRT(電車)にのって、「マリーナ・ベイ駅」で降りました。この駅は1989年11月に開業しています。
マリーナ・ベイ駅の駅前です。
駅を出たら、すぐに「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」が目の前に見えてテンションアップ!
マリーナ・ベイ駅の周辺は工事中のエリアが多かったですね。今は空き地が多いですが、10年後にはだいぶ変わっているんでしょうね〜。
マリーナ・ベイ駅のシェントン・ウェイ側、「マリーナ・ベイ・ファイナンシャル・センター(Marina Bay Financial Center)」の隣でも大きな建物が建設中でした。
調べてみると、2017年中に完成予定の「マリーナ・ワン(Marina One)」というレジデンス・オフィス・商業施設が入る複合開発地のようです。
完成したら、こんな感じなるようです。かっこいい!
手前の建物がレジデンスで、奥がオフィスと商業施設です。
しかも、中は自然と共に暮らすみたいなコンセプト。
完成したら、シンガポールの新しい観光スポットとなるかもしれません。
さらに、この建物は地下通路で駅と直結するので、レジデンスとしてはかなりの資産価値を持つと思います。
オフィス街にも歩いていけますし、マリーナ・ベイ周辺も気軽に行けますし、地下通路で駅直結ですし。
こんなレジデンスを買えるようになりたいですね〜・・・。
いくらなんだろう?
シンガポールは東京よりもマンション価格は高いので、全ての部屋は億を超えると思いますが・・・
「マリーナ・ベイ・ファイナンシャル・センター(Marina Bay Financial Center)」です。
ガラスの外観がかっこいいです。
アジアの金融センター「シェントン・ウェイ」の中でも比較的新しいオフィスビルです。
とりあえず、まずは「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」に向かって歩きます。
これだけガラス張りの高層ビルが並ぶと、すごい迫力ですね。
高層ビルマニアにはたまらない景色です。
よーく見ると、形も尖っていてカッコイイんですよね。
だいぶ「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」に近づいてきました。
右手には「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)」のスーパーツリーが見えます。
「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」の真下まで来ました。
とりあえず、どんどん前へ進みます。
遠くには、僕が宿泊した「ザ・リッツ・カールトン ミレニア シンガポール」が見えます。
振り返って、マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)を撮影。やっぱ、存在感がありますね〜。
2011年2月にオープンした「アート・サイエンス・ミュージアム(ArtScience Museum)」です。
花の形のような外観は「蓮の花」をイメージしています。
アートとテクノロジーが融合したような展示会などがやっているそうです。
2010年に作られた「ヘリックス・ブリッジ(The Helix / The Helix pedestrian bridge)」です。
この橋は夜になるときれいにライトアップされます。
右から「リッツ・カールトン(Ritz-Carlton)」「パン・パシフィック(Pan Pacific)」「マンダリンオリエンタル(Mandarin Oriental)」「スイソテル・ザ・スタンフォード(Swissotel The Stamford)」とホテルが並びます。
これらのホテルでマリーナ・ベイ側の部屋に宿泊すれば、かなりきれいな景色を部屋から見ることができますよ。
「マリーナ・ベイ・シーティング・ギャラリー」の前から撮った景色。
だいぶ歩いてきました。マリーナ・ベイのこちら側にはかなり幅が広いペデストリアンデッキがあるので、散歩には最適です。
ここからだと、マーライオンが小さく見えます。
「マカンストラ・グラストンズ・ベイ(Makansutra Gluttons Bay)」というダイニングエリアで、複数のレストランやバーが入っています。
なんだか、めちゃくちゃいい雰囲気です。
12月なのでクリスマスソングが流れていたのですが、蒸し暑いし、服装は夏服なので、全くクリスマスって感じがしませんでした。。
ここは、ランチでもディナーでもマリーナ・ベイの景色を楽しみながら食事できると思います。
こんな所で花火でも見ながらカウントダウンができたら最高でしょうね。
マリーナ・ベイでのカウントダウンは2005年に初めて行なわれました。
マーライオンの周りに観光客がたくさんいます。
ズームしてどんな人がいるのかチェックしてみました。ゴールまでもうちょっとです。
この橋は「ジュビリー・ブリッジ(Jubilee Bridge)」といって、2015年11月にシンガポール独立50周年を記念して正式に開通した新しい橋です。
この橋ができるまでは、右側に並列している「Esplanade Bridge」の歩道を歩いていました。
しかし、リー・クアンユー首相が2014年にマリーナ・ベイに来た時に、Esplanade Bridgeの歩道は狭いし、移動に不便だと思い、新しい歩行者のための橋を作ることを提案したそうです。
そんなリー・クアンユー首相ですが、残念ながら2015年3月23日に満91歳で亡くなってしました。
「ジュビリー・ブリッジ(Jubilee Bridge)」から後ろを振り返ると、高層ホテルの「スイソテル・ザ・スタンフォード(Swissotel The Stamford)」が目立っています。
タクシーに乗った時に運転手から「F1の時期にこのホテルに泊まれば部屋から見えるぞ」と言われました。
「ジュビリー・ブリッジ(Jubilee Bridge)」から撮った「マリーナベイ サンズ(Marina Bay Sands)」。
「ジュビリー・ブリッジ(Jubilee Bridge)」は絶好の撮影場所とも言われています。
あともうちょっとでゴールです。
暑いので、もうクタクタです。。
着いた〜!ゴールです。
マリーナ・ベイ周辺を歩く時は、注意することが1つあります。
それは日焼けです。
上からだけでなく、マリーナ・ベイの水辺に反射した光が下からも当たるので、90分歩いただけでかなり日焼けしてしまいました。。
シンガポールは日中は日差しが強いので、日傘をさしている女性が多いです。
シンガポールに行く予定がある女性は日傘は持っていった方がいいですよ。
テレビでしか見たことなかったマーライオン(Merlion)にやっと会えました。
このマーライオンもリー・クアンユー首相の提案で造られたそうです。
ちなみに、マーライオンは元々は別の場所にあったのですが、、2002年5月に今の場所に移設されました。
マーライオンから見たマリーナ・ベイ周辺の景色。
マーライオンの周辺には「マーライオン・パーク(Merlion Park)」という小さな公園があります。
マーライオンのバックショット。
マーライオンの後には、マーライオンの子どもみたいなのもいました。こっちの方が顔がちょっと可愛いかも。
マーライオンの後には「ザ フラートン ホテル(The Fullerton Hotel)」と「HSBC」などの金融街が続きます。
このホテルにも泊まってみたいですね〜。
地図・関連リンク
- Marina Bay Official website
- The Marina Bay Story | About Marina Bay – Marina Bay
- Marina Bay Singapore – Instagram
- Urban Redevelopment Authority : Marina Bay and Marina South
- Marina Bay, Singapore – Wikipedia, the free encyclopedia
- Singapore/Marina Bay – Travel guide at Wikivoyage
- Marina Bay Singapore: Attractions & Things to do – YourSingapore
- 10 Best Attractions at Marina Bay – The best things to do and see at Marina Bay Singapore
- An intro to Singapore Marina Bay District & Marina Bay Area
- streetdirectory.com : Singapore Marina Bay Map
- i Light Marina Bay
- Facebook : Marina Bay Singapore
- Helix Bridge – Wikipedia, the free encyclopedia
- Marina One – Integrated Development in Marina Bay
- アートサイエンス ミュージアム | マリーナベイ サンズ
- Helix Bridge – Wikipedia, the free encyclopedia
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