
シンガポールのMRT(電車)の乗り方、チケットの買い方。地図さえあれば簡単!
シンガポール市内の移動で一番便利なのがMRT(Mass Rapid Transit)という電車です。
僕は実際にシンガポールでMRTに乗ってみて、この電車が外国人にもすごく分かりやすく作ってあることに感嘆しました。
設計をデザインをした人は素晴らしいです。
そして、料金もすごく安いです。
今回は、MRT(電車)の乗り方やチケット(切符)の買い方について詳しく説明したいと思います。
まずは地図をゲットせよ!
まず、ホテルなどでこんな折りたたみ式の地図をゲットしましょう。
それなりのホテルなら日本語版の地図があると思いますが、できれば英語版の方がいいと思います。
というのも、道に迷った時に、英語版なら地図を見せながら道を尋ねることができるからです。
日本語版だと現地の人は読めませんからね。
「地球の歩き方」などのガイドブックも地図は載っていますが、個人的にはホテルなどで入手できる折りたたみ式の地図が一番使い勝手が良いと思います。
僕はいつもケツポケットに入れているので、すぐにボロボロになってしまいますが・・・。
地図をゲットしたら、電車の路線が書いている部分を見ます。(スキャンしました。ボロボロでスミマセン。。)
シンガポールのMRTの場合、「色」と「数字」でこの地図が非常に分かりやすくなっています。
シンガポールのMRT(電車)の主要ラインは現状では以下の5つです。
- 緑:EW(イースト・ウェスト・ライン)・・・東西を横断
- 赤:NS(ノース・サウス・ライン)・・・南北を横断
- 紫:NE(ノース・イースト・ライン)・・・北東方面へ斜めに横断
- 黄色:CC(サークル・ライン)・・・中心部をほぼ一周
- 水色:DT(ダウンタウン・ライン)・・・ダウンタウン周辺を移動
5本のラインが色分けしてあるので、非常に分かりやすいですね。
その他、LRT(Light Rail Transit)と呼ばれる小型電車が走っています。(地図ではグレー)
とりあえず、シンガポールの有名観光地を移動するだけなら、5つのラインだけで行けちゃうと思います。
この地図の見方を説明します。
たとえば、今いる場所が「オーチャード駅」だとします。(ピンクで塗りつぶして「今ここ」とある駅)
そして、行き先が「マリーナ・ベイ駅」だとします。(ピンクで塗りつぶして「行き先」とある駅)
このケースなら、オーチャード駅で「赤:NS(ノース・サウス・ライン)」の「5番方面」に乗って、乗り換えなしで「マリーナ・ベイ駅」に行けます。
「赤:NS(ノース・サウス・ライン)」には最終駅に数字で4番と5番があるので、同じ「赤:NS(ノース・サウス・ライン)」でも、自分が行きたい方面の電車に乗る必要があります。じゃないと、反対方面に行ってしまいますから。。
日本で言ったら、「上り」と「下り」みたいな感じですね。
「色」と「数字」を制すれば、シンガポールのMRTでは迷わないと思います。
では、次に乗り換えが必要な場合。
今いる場所が「オーチャード駅」で「チャイナタウン駅」に行きたいとします。
このケースでは、「赤:NS(ノース・サウス・ライン)」から「紫:NE(ノース・イースト・ライン)」に「ドビー・ゴート駅」で乗り換える必要があります。
最初は「オーチャード駅」で「赤:NS(ノース・サウス・ライン)」の5番に乗って、「ドビー・ゴート駅」で降りて、今度は「紫:NE(ノース・イースト・ライン)」の6番に乗り換えます。
そして、「チャイナタウン駅」で降りれば到着です!
このように、シンガポールのMRT(電車)は地図さえ見れば、行きたい場所へのアクセス方法がすぐに分かりますし、乗り換えも簡単です!
タクシーのように渋滞に巻き込まれることがないので、旅行中の移動はMRTがいいと思います。
僕の場合は、ホテルの移動などで荷物が多い時はタクシーを使っていましたが、その他の場合はMRTをシンガポールでのメインの移動手段として使っていました。
チケット(切符)の買い方
さて、電車の乗り方が分かったら、今度はチケット(切符)の買い方について説明します。
まずは、駅の中に入ったら、券売機を探します。英語で「Tickets」とあるのですぐに見つかります。
券売機もムダのないデザインですね。
右側に「English(英語)」「中文(中国語)」「Melayu(マレー語)」「タミル語」と4つのボタンがあるので、英語表記になってなれば「English」を押します。
一番下の解読不能な文字は「タミル語」で、南インドなどで主に話される言語で、シンガポールやマレーシアにも少数ですが、話す人がいるらしいです。
MRT(電車)のチケットを買う時は、「Buy Standard Ticket」で以下のどちからを選びます。
- 「Map」で地図から行き先を選ぶ
- 「Station Name」で駅名から行き先を選ぶ
画面上で「Map」を押すと、地図が表示されます。
駅名を押すと、地図が拡大されます。行き先の駅名を指で押せば、その駅までのチケットが購入できます。
画面上で「Station Name」を押すと、アルファベット順で駅名が一覧表示されます。
この画面で行き先の駅名を押します。
すると、目的地までの料金が表示されます。
二人分の場合なら「+ボタン」を押し、往復なら「Return Trip」を押します。
使える紙幣は以下の6種類です。
- 1ドル(コイン)
- 50セント(コイン)
- 20セント(コイン)
- 10セント(コイン)
- 2ドル札(紙幣)
- 5ドル札(紙幣)
僕はシンガポールでは、コインはMRT(電車)に乗る時しか使いませんでしたね。
紙幣とコインを入れて精算します。
すると、「Processing(処理中)」の画面に変わります。
チケット(切符)が出てきました。クレジットカードとほぼ同じサイズのカード式のチケットで、厚紙でできています。
このチケットは購入日から30日以内だったら、6回までこのチケットにチャージして使うことができます。
1枚のチケットを6回使った時点で10セント割引になります。
10セントって1シンガポールドル90円だとしたら、9円ですけどね。
改札を通る
チケットを購入したら、改札に向かいます。
青い矢印の改札から中に入ります。
日本でSuicaをタッチするように、購入したチケットでタッチすると、赤いガードが開きます。
ホームに向かう
改札から中に入ったら、ホームに向かいます。
日本と同じで、広告がたくさんありますね。
ホームまでは、階段とエスカレーターで下へ行く駅が多かったですね。
地下鉄みたいな感じです。
ホームに着きました。
どの駅も自動開閉式のホームドアが付いています。そして、ホームドアの両サイドに広告があるというパターンです。
シンガポールでは、駅も立派な広告媒体としての役割を果たしています。
ホームに着いてから、左右どっちの路線に乗っていいか分からない時は、この標識を見るといいです。
まぁ、事前に地図で自分が行く方面の番号を確認しておけば迷いませんが。
ホームにある液晶テレビを見ると、次の電車があと何分で来るのか分かって便利です。
MRTの車内はこんな感じです。シンガポールだけあってきれいですね。落書きなんてないです。
この時は空いていましたが、混む時はすごく混みます。
電車のドアの上には電光路線図があるので、最初はこれを見ながら移動するといいかもです。
英語や中国語、マレー語などの音声でも案内が流れます。
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