
ホイットニー美術館はハイラインに移転のため閉館中でした・・・
メトロポリタン美術館に行った翌日、ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)に行ってみました。
ホイットニー美術館はアッパー・イースト・サイドのマディソン・アベニュー沿いの75th Stにあります。
まさに、セレブの街にある美術館という感じですね。
20〜21世紀のアメリカンアートをたくさん所蔵している美術館です。個人的にはMoMA(ニューヨーク近代美術館)の次に好きなニューヨークの美術館ですね。
ちなみに、現地では「ホイットニー」という発音では通じません。「ウィットニー」と言うと通じます。「ウィッキーさん」みたいな感じの発音です 笑
階段みたいな形をした外観ですが、設計をしたのはバウハウス(ドイツのデザイン学校)出身で建築家・家具デザイナーのマルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer)です。
彼がデザインした家具ではワシリー・チェアが比較的有名なので、見たことがあるかもしれません。
40万円弱する椅子ですが、自転車の製法からヒントを得て、スチールパイプで作られています。
2015年1月、ホイットニー美術館は閉館中でした・・・
僕が行ったのは1月で寒かったので、早く中に入ろうと思ったのでさすが、なんと閉館中でした・・・。
僕の他にも、何人か来ていましたね。。
閉館の理由ですが、ホイットニー美術館は新しい場所に移転中なんですね。
すでに、2014年10月に閉館していたそうです。
事前に確認しておけばよかったのですが、僕は事前調査を一切せずにノリで来ちゃいました。。
この美術館は、今後はメトロポリタン美術館の別館になるそうです。
新しいホイットニー美術館はハイライン最南端へ移動
新しいホイットニー美術館の移転先はハイラインの最南端です。
オープンは2015年5月1日なので、もうオープンしていますね。
ハイラインができて、ミート・パッキング・ディストリクトにクールな店が増えて、新ホイットニー美術館がオープンして、ハドソンヤードが完成したら、ニューヨークの人の流れは完全に変わるでしょうね。
今後、ニューヨークの流行はハイライン近隣から生まれるようになると思います。
そして、5年後にはミート・パッキング・ディストリクトは様変わりして、クールなホテルやレストランやギャラリーが増えていると思います。
新しい建物の設計はイタリアの建築家・レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)が担当。スイスのパウル・クレー・センターを設計した建築家です。
建設は2010年から開始。
新しい場所に新ホイットニー美術館を建てるために、7.6億ドルを調達する必要があったそうです。1ドル120円計算だと912億円ですね。
ホイットニー美術館は3回目の移転
調べてみると、ホイットニー美術館って今回が3回目の移転なんですね。
1931年に自身も彫刻家であったホイットニー夫人(Gertrude Vanderbilt Whitney/ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー)がグリニッジ・ヴィレッジの8th Stにあったアトリエを美術館に改装してオープン。
1954年にMoMAの近くの54th Stに移転。
1966年にアッパーイーストサイドに移転。
2015年にハイライン最南端の場所に移転。
今度、ニューヨークに行ったらぜひホイットニー美術館には行ってみたいと思います!
ハドソンリバー沿いなので、美術館から見える夕日もきれいでしょうね。
地図・関連リンク
◎新ホイットニー美術館(ハイライン最南端)
◎旧ホイットニー美術館(アッパー・イースト・サイドのマディソン・アベニュー)
- Whitney Museum of American Art
- tumblr
- Wikipedia
- SHOP WHITNEY
- Gertrude Vanderbilt Whitney – Wikipedia
- Marcel Breuer – Wikipedia
- Renzo Piano – Wikipedia
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