
イサム・ノグチのレッド・キューブ(Red Cube)
ウォール・ストリートの2ブロック北、トリニティ教会を通り越してすぐのBroadway(ブロードウェイ ※通りの名前)沿いにイサム・ノグチの「レッド・キューブ(Red Cube)」があります。
住所は「140 Broadway New York, NY 10005」です。「BROWN BROTHERS HARRIMAN」と書かれたビルの前にあります。
目の前には2011年に「ウォール街を占拠せよ」の抗議キャンプ拠点となった「ズッコッティ・パーク(Zuccotti Park)」があります。
レッド・キューブ(Red Cube)の実物は、写真で見るより大きく感じましたね。
この辺りの高層ビルは構造体としてすごく無機質なのですが、この赤い立方体のパブリックアートがあるだけで、なんともアートな雰囲気を醸し出してくれます。
ニューヨークにはこの赤がすごく馴染みますね。
あと、純粋に「よく倒れないなぁ〜・・・」と思ってしまいましたね。絶妙なバランスで構築された世界観でした。
「倒れそうで倒れない」というコンセプトに、ニューヨークという街の図太さ、飽くなき成長への欲望みたいなものを僕は感じました。
イサム・ノグチについて
イサム・ノグチ(1904年11月17日 – 1988年12月30日)は父親が日本人で母親がアメリカ人の日系アメリカ人です。生まれはアメリカですが、子供の頃は神奈川県茅ヶ崎に住んでいた時もありました。その時の名前は「野口勇」です。
大学はニューヨークのコロンビア大学医学部なので、最初は医者を志したようです。
在学中に「Leonardo da Vinci Art School(レオナルド・ダ・ヴィンチ美術学校)」で夜間クラスに通っていました。学長はすぐにイサム・ノグチの作品に感銘を受け、たった3ヶ月で個展を開いたそうです。
コロンビア大学という名門校の医学部に入学したのに、夜間に美術学校にも通い、さらにたった3ヶ月で個展を開くというところがハンパない感じがバンバン出ていますね。
イサム・ノグチはクイーンズに美術館もありますし、メトロポリタン美術館にも作品が展示されています。
あとは、家具も有名ですね。Coffee Tableは日本でも家具屋でよく見かけます。
彫刻やパブリックアートを作ったり、家具を作ったりと、ホント多彩な人ですね。
地図・関連リンク
レッド・キューブ(Red Cube)
イサムノグチ美術館
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