デザインホテルの先駆けモーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)に宿泊した感想

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エースホテル ニューヨークの次に選んだホテルは、「デザインホテルの先駆け」と言われている「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」です。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の入口

日本では「デザインホテル」や「デザイナーズホテル」といった言い方が一般的ですが、アメリカやイギリスでは「ブティックホテル(BOUTIQUE HOTEL)」と言うのが一般的のようです。

今となっては世界中に大きなホテルではないけどデザイン性が高い「ブティックホテル(BOUTIQUE HOTEL)」と呼べるようなホテルはたくさんありますが、「ブティックホテル(BOUTIQUE HOTEL)」の始まりは1984年にニューヨークに開業したこの「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」からと言われています。

仕掛けたのはニューヨークの伝説的ディスコ「スタジオ54(Studio 54)」をプロデュースしたイアン・シュレーガー(Ian Schrager)とスティーブ・ルベル(Steve Rubell)の2人。

「サブカルチャーのないところにはカルチャーは生まれない」と言いますが、「スタジオ54(Studio 54)」というサブカルチャーから始まり、「ブティックホテル(BOUTIQUE HOTEL)」というカルチャーを創り出した2人です。

ちなみに、1984年はアップルコンピュータがマッキントッシュを発表した年でもあります。

そういう意味では、1984年は「これから新しい何かが始まりそうな雰囲気に満ちていた時代」と言えるかもしれません。

内装デザインはアンドレ・プットマン(Andrée Putman)

アンドレ・プットマン(Andrée Putman)

内装デザインを担当したのはフランス人女性でインテリアデザイナーのアンドレ・プットマン(Andrée Putman)。

ホテルのインテリアだけでなく、レストランやスパ、美術館、個人宅の内装、さらに家具や食器のデザイン、高級ブランドとのコラボレーションなど、幅広くデザインをやっている人です。

バスルームの白黒の市松模様

特に、「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」のバスルームに採用した「白黒の市松模様」は話題になり、アンドレ・プットマンのキャリアの転換点にもなったそうです。

元々、この「白黒の市松模様」はアンドレ・プットマンがエールフランスの飛行機(コンコルド)の内装をデザインした時に採用したものでしたが、「ホテルにも合う」ということで導入。

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」は2008年に改装したのですが、この改装はアンドレ・プットマンの最後の仕事の1つとなりました。

残念ながら、アンドレ・プットマンは2013年1月19日に87歳で亡くなっていますが、彼女の作品は本でまとめて見ることができます。

アンドレ・プットマン パリのインテリア (FIGARO BOOKS)
アンドレ・プットマン パリのインテリア (FIGARO BOOKS)

ロバート・メイプルソープに写真撮影を依頼

ロバート・メイプルソープの写真

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」と言えば、アンドレ・プットマンの「白黒の市松模様」だけでなく、写真家ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)のサインが入ったオリジナルの花の写真が部屋に飾られていることでも有名です。

この写真は1985年にホテルからロバート・メイプルソープに依頼して撮影したもので、現在では非常に貴重な作品となっています。

僕は学生時代に初めてロバート・メイプルソープの花の写真を見た時、「花ってなんてエロいんだ・・・」と思った記憶がありますね。

ロバート・メイプルソープの作品は以下の動画でたくさん見ることができます。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の地図・場所

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」の住所は「237 Madison Ave, New York, NY, 10016」です。

マンハッタン内のマレー・ヒル (Murray Hill)と呼ばれるエリアにあります。

Madison Ave(マディソン・アベニュー)沿いのEast 37St.と38St.の間にあるので、そのまま北へまっすぐ20分くらい歩いて行けば、ゴシップガールの舞台にもなったアッパー・イースト・サイドの高級ブランド街にも行けちゃいます。

さらに、すぐ近くにはブライアントパーク (Bryant Park)グランド・セントラル・ターミナル(GRAND CENTRAL TERMINAL)、エンパイアステート・ビル(The Empire State Building)があります。

4ブロック南にセブンイレブンがあるので、僕はそこでミネラルウォーターを買っていました。(客室内のミネラルウォーターは1本8ドルと高いので・・・)

南側の隣には「ザ・モーガン・ライブラリー&ミュージアム(The Morgan Library & Museum)」があり、「モーガンズ」という名前はこのライブラリーからとっています。

グランド・セントラル・ターミナルが比較的近くにあるので、地下鉄に乗ってどこにでも行けるので便利な場所ですね。

外観

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の外観

1927年に建てられた19階建の建物を、1984年にモーガンズホテルに改築。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の外観

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」って、建物の外観にどこにも「HOTEL」という記載がないんですよね。

入り口がホテルっぽくないんです。

なので、最初はここがモーガンズニューヨークだと気づかず、通りすぎてしまいました。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の外観

そういう意味では、隠れ家的ホテルみたいな様相です。外観ではホテルアピールがゼロですからね。。

別の見方をすれば、Madison Ave(マディソン・アベニュー)の街並みに馴染んでいるとも言えます。

入り口にはドアマンが立っていますが、ぶっちゃけあまり愛想は良くなかったです。。でも、仕事はしっかりやってくれます。

受付

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の受付

外観と同様に、受付もホテルの受付としてはシンプルすぎるくらいシンプルです。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の受付

ただ、建物の中に入った瞬間に、全体的な雰囲気がかもし出すセンスの良さは感じました。

床の白グレー黒の市松模様や所々に配置されたメイプルソープの写真を彷彿させる一輪挿し、上品なソファなどなど。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の受付

すごく落ち着いていて洗練された感じです。

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」は1984年にオープンして30年以上たっていますが、過去に2回ほどアンドレ・プットマンのデザインで改装されていて、2回目の改装は2008年だったので、ホテル内はとてもきれいです。

宿泊客も上品で洗練されている人が多い印象を受けました。

宿泊料金

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

モーガンズニューヨークホテルで僕が宿泊したのは「Standard Room(スタンダード ルーム)」という部屋です。

宿泊予約はホテルズドットコムでしました。

宿泊料金は以下の通りです。

  • 2015年1月11日 (金曜日):27,425円
  • 2015年1月12日 (土曜日):27,425円
  • 税およびサービス料:8,928円
  • 合計:63,778円

というわけで、1泊平均31,889円で宿泊したということになります。(63,778 ÷ 2 = 31,889)

試しに、ホテルズドットコムとエクスペディアで約2ヶ月後の8月6日(木)の予約を今日(6月8日)してみると、それぞれの部屋の宿泊料金は以下のようになりました。(税抜価格)

ホテルズドットコム

  • スタンダード ルーム クイーンサイズベッド 1 台:35,051円
  • スーペリア ルーム クイーンサイズベッド 1 台:38,820円
  • スーペリア ダブルルーム:38,820円
  • スイート 1 ベッドルーム:42,589円

エクスペディア

  • スタンダード ルーム クイーンサイズベッド 1 台:35,051円
  • スーペリア ルーム クイーンサイズベッド 1 台:38,820円
  • スーペリア ダブルルーム:38,820円
  • スイート 1 ベッドルーム:42,589円

どっちで予約しても、宿泊料金は同じのようですね。

上記の料金には室内での無料Wi-Fiが含まれていますが、僕が宿泊したプランでは部屋でWi-Fiに接続したい場合は、1日につき10ドル追加する必要がありました。

ちなみに、ホテルズドットコムエクスペディアを使ったホテル予約は2ヶ月前くらいにすると、比較的安い価格で予約できます。

「キャンセル無料」が多いので、早めに予約するのもホテル代を安くする1つの手段です。

僕が泊まった客室(部屋)

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

部屋を開けた瞬間に思ったことは「清潔感があってセンスがいい」ですね。

ミニマムでスタイリッシュなデザインの部屋です。

ベッドカバーにも白黒の市松模様が使われています。

僕はこの白黒の市松模様をすごく気に入ってしまって、日本に帰国してから同じ模様のベッドカバーを買ってしまいました^^

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

絨毯も市松模様でトータルコーディネートされています。

ソファはハンドステッチの布張りです。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

絨毯の色がグレーで窓からも景色が見えたので、前日まで宿泊していたエースホテルに比べて部屋の雰囲気が明るく感じました。

天井に照明がないので、夜になると暗く感じるのですが、それでもエースホテルよりは明るかったですね。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

壁に飾らている花の写真はおそらくロバート・メイプルソープのものだと思われます。

サイン(signature)がありましたが、よく読めませんでした。。

ただ、部屋ごとに違うメイプルソープの花の写真があるそうです。

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)の部屋

暖房はここから出ます。

部屋から見える景色

部屋から見える景色

窓からはこんな風景が見えます。

シェードカーテン

シェードカーテンを閉めると、また違う雰囲気になりますね。

ムダを削ぎ落したミニマムデザインの部屋って感じです。

遮光カーテン

遮光カーテンもあります。

収納

「収納はどこにあるんだろう?」と思っていたら、こんなところにありました。

全身鏡もあります。

テーブル

テーブル

テーブルのこういったデザインはアンドレ・プットマンならではの女性的なセンスだと思います。

ベッド

ベッドサイド

ベッドサイド

USB用のコンセント

ベッドの両サイドにはランプがあって、USB用のコンセントもあります。

冷蔵庫

冷蔵庫

冷蔵庫は小さいですし、それほど充実していません。

ノルウェー産でセレブに人気のVOSS(ヴォス)のミネラルウォーターがあります。日本でも「DEAN & DELUCA」などで800mlが800円で売っていますね。

このあたりのチョイスを見ると、このホテルが美的感度が高い女性客が多いことが分かります。

お菓子

お菓子も少しだけ用意してあります。

メニュー

ミネラルウォーター(Small Water)が8ドルもするので、安く済ませたいなら4ブロック下のセブンイレブンで買った方がいいですね。

炭酸飲料よりもミネラルウォーターの方が高いのが日本とはちょっと違うところですね。

さらに、客室内で使われているブランケットや時計なども購入できるみたいですね。

ちなみに、この値段は税抜価格で、実際には8.875%の消費税が課税されます。

クローゼット

冷蔵庫の向かいのクローゼットには、セキュリティボックスとアイロンとハンガー、傘などが入っています。

シャワールーム

僕が宿泊した部屋は残念ながらシャワーでした。。

僕がニューヨークに行ったのは1月だったので、シャワーは辛かったですね。。

いま考えると、お風呂付きの部屋に変えてもらえばよかったと思っています。

「MALIN+GOETZ」のバスアメニティ

「MALIN+GOETZ」のバスアメニティ。

シャワールーム

シャワールームにも白黒の市松模様が。

シャワーはツマミが2つあって、上が水量調整、下が温度調整になっています。

水量調整のツマミを左に回すと上のシャワーの量が増え、右に回すと下のシャワーから出るようになっています。

温度調整のツマミを左に回すとぬるくなり、右に回すと熱くなります。

ドライヤー

もちろん、ドライヤーもあります。

シャワールーム

市松模様があるかないかで、シャワールームの雰囲気もだいぶ違ってきます。

ルームカード(ゲストキー)

ルームカード(ゲストキー)のデザインもオシャレです。

廊下

廊下

廊下は狭いですが、廊下の絨毯にも白黒の市松模様があります。

フィットネスルーム

フィットネスルーム

4Fにはフィットネスルームがあって、5:00〜22:00まで利用できます。

フィットネスルームに入るにはルームカード(ゲストキー)が必要です。

フィットネスルーム

フィットネスルーム

フィットネスルーム

フィットネスルーム

それほど広くないのですが、設備的にはかなり充実していましたね。

ラウンジ&バー「RESERVE」で無料の朝食

ラウンジ&バー「RESERVE」

「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」は朝食は無料で提供されています。

といっても、世の中の朝食付きホテルは宿泊料金に朝食代が含まれているだけの話ですが・・・。

東南アジアのホテルでは朝食込み料金が多いですが、ニューヨークのホテルでは朝食込み料金のホテルは少数派ですね。

朝食は1階のラウンジ&バー「RESERVE」で食べます。

ラウンジ&バー「RESERVE」

派手な通路を通ると・・・

ラウンジ&バー「RESERVE」

こんなクールな素敵な空間が待っています。

ここがラウンジ&バー「RESERVE」です。

「RESERVE」のインテリアデザインはARMANI(アルマーニ)やCOACH(コーチ)、TIFFANY(ティファニー)などの店内デザインもやっているS. Russell Grovesという人です。

S. Russell Grovesによる「RESERVE」の新しい内装は、アンドレ・プットマンの永久不滅なデザインに敬意を払うように温かみがありながらも、ミニマムなデザインとなっています。

ラウンジ&バー「RESERVE」

平日(weekdays)は7:00〜11:00、土日(weekends)は8:00〜12:00にコンチネンタルブレックファストが提供されます。

フルーツ、シリアル、グラノラ、クロワッサン、ベーグル、ヨーグルト、コーヒー、紅茶などから食べたいものを好きなだけ選ぶことができます。

朝食

朝食

朝食

こういうのって、ついつい取り過ぎちゃいますよね。。^^;

ちなみに、「RESERVE」はWi-Fi無料なので、スマホでネットを見ながら朝食を食べていました。

ラウンジ&バー「RESERVE」は夕方からバーになります。17:00〜0:00まではバータイムです。

スコッチ、ウイスキー、バーボン、カクテルなど120種類ものお酒が用意されています。

リビングルーム

リビングルーム

ラウンジ&バー「RESERVE」の上の階にはリビングルームがあり、ここでも無料でWi-Fiに接続できます。

リビングルーム

このリビングルームは、僕が「モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)」で一番好きな場所になりましたね。

ライティングを含めた配色のセンスが素晴らしいと思いました。

日中にここでノートブックを開いて仕事をしている人もいましたが、落ち着いてクリエイティブな仕事ができそうな空間です。

コーヒー、デカフェ、紅茶、

コーヒー、デカフェ、紅茶、水を無料で飲めます。

リビングルームの新聞と雑誌

新聞や雑誌もあります。

リビングルーム

昼間はジャズ系の落ち着いた曲がかかっていて、夜はクラブのラウンジみたいな曲がかかっていました。

月曜の夜に2時間ほど利用しましたが、僕ともう一人しかいなかったです。

でも、数人で貸しきって、パーティーするのにもいいと思います。

リビングルーム

リビングルームの利用時間は平日は7:00〜23:00、土日は8:00〜23:00まで。

インターネット接続

インターネットはTwitterやFacebookのアカウントでログインできます。

Eメールでログインしたい場合は「Access the WI-FI without Social」をクリックします。

ネット接続は1時間で自動的に切れるけど、再度ログインすればまた接続できました。

もう一度、泊まりたい?

お風呂がある部屋だったらもう一度泊まりたいですね!

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)は部屋ごとにデザインが違うそうなので、アンドレ・プットマンの作り出す世界観とロバート・メイプルソープの写真を部屋ごとに楽しめます。

さらに、スタンダードの部屋とスイートの1泊の宿泊料金が7500円くらいしか違わないので、どうせなら次はスイートに泊まりたいですね。

どんな人に向いているホテル?

モーガンズニューヨーク(MORGANS NEW YORK)は全体的に清潔感があり、落ち着いた雰囲気なので、どちらかと言うと女性向きのホテルだと思いました。

インテリアをデザインしたアンドレ・プットマンも女性ですからね。

なので、カップルはもちろん、女性のニューヨーク一人旅にも最適なホテルだと思います。

宿泊客もキレイ目な大人な感じの人が多かったですね。

落ち着いたオシャレなファッションをしている人が多かったです。シンプルなんだけど、センスがいいみたいな。

あとは、ビジネスで利用している人も多い印象を受けました。男女ともにスーツで朝食を食べている人も何人かいましたし、スーツ姿がすごくかっこよかったです。スーツが似合うホテルですね。

友達とワイワイガヤガヤと賑やかに過ごすには向いていないホテルかもしれません。

全体的に静かで落ち着いていて大人なホテルなので、そういうホテルが好きな人は満足できると思います。

いずれせよ、デザインホテル(ブティックホテル)はここから始まったので、それを体感するだけでも宿泊する価値は十分にあると思います!

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